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Vol.13 はじめて月例杯に出場する

執筆者の写真: 園部貴弘園部貴弘

ハンディキャップを無事取得した僕は、本気で「競技」に出ることを考えた。


最初は、イーグルレイクゴルフクラブの「クラブ競技」だ。 そこで実力をつけて都道府県のゴルフ協会主催、エリアのゴルフ協会主催競技に出て、目指すはアマチュア最高峰の「日本アマチュアゴルフ選手権」。 もちろん、小西勇輝プロもアマチュア時代に2回出場している。

(小西プロが日本アマに出場した時、お姉さんとのツーショット)


といっても、さすがに50歳を越えた今の年齢から、10代、20代の若者と同じ土俵で戦うのは無理だから、アマチュアのシニア「55歳」の時に、アマチュア競技「日本シニアゴルフ選手権」や「内閣総理大臣杯 日本社会人ゴルフ選手権」なんかに出られたらいいなぁという思いはある。


Vol.11に書いたが、僕が取得したクラブハンディキャップは、「28」。2019年12月のことだ。パーは「72」なので、それプラス「28」で、「100」。ようは、常時100前後で回るゴルファーだ。


競技に出るためにハンディキャップをとったが、いざ出ようと思うと「心のハードル」が高い。


月例杯に出るためには、単にコースに「○月の月例会申し込みます」と言ったり、メンバースペースに置いてある名簿に名前を書くだけでいい。でもそれが出来ない。

「100叩くようなヤツがでたら、迷惑だろう・・・」

そんな思いがあったので、実際に出場したのは2020年10月の月例杯だ。1年近くかかった。ラウンド数にして60ラウンドを超えていた。もっとも、その頃でも100を平気で叩いていたけど。


月例杯の当日。

イーグルレイクにつくと入口に「月例杯開催中」との看板が立っていた。



いつもは「競技やってるんだ」としか見ていなかったが、今日は「出場選手」の一人。やっぱり緊張する。


それでも普段のようにチェックインして、ロッカーで準備。フロントに行くと最新の「組み合わせ表」が置いてある。組み合わせ自体は、その週の火曜日にメールにて送られてくるのだが、それからキャンセルがあったりで、実際には変わる可能性があるので、チェックする。


カート置き場にいくと、カートに「緑色の旗」が立っている。これが「競技」の印。



そのカートに乗っているだけで、「上手い人」に見られるが・・・実力は何も変わらないので、ほんと気持ちだけ。一緒の組の人に挨拶を済ませて、練習をする。そして、スタート30分前ぐらいにはすでにスタート地点へ。


前の人たちが、どんどんティーショットをし、スタートしていく。誰を見ても「自分より上手い人ばかり」にしか見えない。ここにきて「ほんとに出てよかったんだろうか」という後悔もある。まあでも深く考えても意味ないから「でちゃったら、もう後は楽しむだけ」とのノー天気さも持ち合わせている。


自分たちの順番なった。


ゴルフ場の人が「スコアーカード」を配り、○○さんのマーカーは△△さん。△△さんのマーカーは□□さんと、誰が誰のスコアーをつけるのかを伝え、使用ボールの確認をする。また、コース状態で修理地や特別な状況になっているときはその説明もある。



競技のスコアーは、自分で付けるのでは無く、「マーカー」という自分以外の誰かが付ける。そして、ラウンド終了後に「アテスト」というスコアーのチェックを行い、自分とマーカーのサインをして提出する。ゴルフは基本的には個人競技なのだが、それだとズルする人もいるだろうから、公平性を保つために、他の人が数えるようにしている。

マーカーのチェックなしにスコアーカードを修正したりするとその場で「失格」になる。少ない数でもペナルティ。チェックを怠ると厳しい罰則がある。



そして、ティーショット。

基本的には、ハンディキャップの少ない順に打つようだ。


自分の番になった・・・はずだが、正直まったく記憶がない。その日何があったのか。どんなゴルフをしたのか。


唯一、記憶ではなく記録に残っているのは「スコアー99」。

そして、ハンディキャップが「29→27」と2つ下がったことぐらいだ。



僕の「競技ゴルフ人生」は、この日から始まった。


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